返済予定表を見て固まった
住宅ローンの返済予定表を見ていたら、最終回の支払額が約700万円になっていました。毎月の引き落としは8万円台なのに、最後の1回だけ700万円近く。思わず二度見しました。
わが家のローンは、2025年4月に組んだものです。
- 借入額:約3,000万円
- 借入期間:35年
- 金利タイプ:変動金利(元利均等返済)
- 当初の金利:0.397%
この金利が、借りてから2年足らずのうちに3回上がることになりました。合計でちょうど1%の上昇です。
| 改定 | 適用開始 | 改定後の金利 | 上昇幅 |
|---|---|---|---|
| 借入時 | 2025年4月返済分から | 0.397% | — |
| 1回目 | 2025年7月返済分から | 0.647% | +0.25% |
| 2回目 | 2026年7月返済分から | 0.897% | +0.25% |
| 3回目 | 2027年1月返済分から | 1.397% | +0.50% |
「35年後に700万円を一括で払うってこと?」と不安になったので、AIにいろいろ聞いてみました。
AIに聞いた① なんで最終回がこんなに膨らむの?
私:最終回が700万円近くになってるんだけど、これって金利が上がったせいだと思ってるけど、最後に一括で払わないといけないの?
AI:はい、金利の上昇が原因です。ただし、実際に最後に一括で払う可能性は低いです。
AIの説明をざっくりまとめると、こんな感じでした。
- 多くの変動金利ローンには「5年ルール」があり、金利が上がっても毎月の返済額は5年間変わらない
- 返済額が同じままだと、利息が増えた分だけ元金の減りが遅くなる
- 返済予定表は「今の返済額のまま最後まで払ったら」という前提で作られているので、払いきれない元金が最終回にまとめて表示される
- 実際には5年ごとに返済額が見直され、完済できる額に計算し直される
- ただし「125%ルール」もあって、新しい返済額はそれまでの1.25倍までしか上がらない
つまり、最終回の700万円は「何も見直さなかったら」の数字。その代わり、5年後に毎月の返済額が上がる、ということでした。
ちなみに、金利がもっと大きく上がって利息だけで毎月の返済額を超えると、払いきれない分は「未払利息」として持ち越されるそうです。
自分の数字で試せるシミュレーター
「じゃあ実際、いくら上がるの?」が気になったので、AIに計算ツールを作ってもらいました。金利が何回変わっても、その後の毎月の返済額と総支払額を計算できます。
実際に、ご自身の数字を入力して確認してみてください!
住宅ローン 金利変動シミュレーター
変動金利(元利均等返済)で金利が途中で何度変わっても、その後の月々の返済額・総支払額・最終回の支払額を計算します。入力欄には例の数値が入っています。ご自身の条件に書き換えてください。
借入条件
金利の変更
「適用する返済月」は、新しい金利で利息を計算する最初の返済月です。銀行からの「金利変更のお知らせ」に書かれている「○年○月約定返済分から」の月を入力してください。
見直し方法ごとの比較
「金利変動なし」は当初金利のまま完済した場合です。差額は、それと比べて総支払額がいくら増えるかを示します。
月々の返済額の推移
返済額が変わるタイミング
年ごとの明細
※利息は「残高×年利÷12」(1円未満切り捨て)で計算した概算です。実際の返済額は、日割り計算や端数処理、返済額を見直す月の決め方など金融機関ごとのルールで変わります。正確な金額は、お借入れ先の返済予定表で確認してください。このシミュレーターは情報提供を目的としたもので、借り換えや繰上返済などの判断を勧めるものではありません。
AIに聞いた② じゃあ実際いくら増えるの?
私:5年後に返済額が上がるって、具体的にいくら?
このシミュレーターで、わが家の数字を入れてみた結果がこちらです。金利1.397%がこの先ずっと続くという前提です。
| パターン | 毎月の返済額 | 最終回 | 総支払額 |
|---|---|---|---|
| 金利が上がらなかった場合 | 約8.03万円 | 約8.04万円 | 約3,374万円 |
| 返済予定表のまま(見直しなし) | 約8.03万円 | 約732万円 | 約4,098万円 |
| 5年ルールで見直し(実際に近い) | 2030年から約9.64万円 | 約9.64万円 | 約3,956万円 |
実際に近いのは3つ目です。わが家の銀行だと2030年1月に返済額が見直され、毎月約1万6,000円増える計算でした。最終回に700万円を払う心配はなくなりましたが、金利が上がらなかった場合と比べると、総支払額は約582万円増えます。
AIに聞いた③ 100万円を繰上返済したら?
私:100万円くらい繰上返済したら、どのくらい変わる?
2026年11月に100万円を繰上返済して、毎月の返済額はそのままにした場合で計算してもらいました。
- 2030年からの毎月の返済額:約9.64万円 → 約9.29万円(毎月約3,500円減)
- 払う利息の合計:約28万円減
- 返済予定表の最終回:約732万円 → 約573万円(約159万円減)
100万円返して最終回が159万円減るのは、その100万円にこの先かかるはずだった利息もなくなるからだそうです。
まとめ
返済予定表の最終回が700万円を超えていても、すぐに慌てる必要はなさそうです。AIに聞いて分かったのは、この3つでした。
- 最終回が膨らんで見えるのは、返済予定表が「今の返済額のまま」で作られているから
- その代わり、5年後に毎月の返済額が上がる(わが家は約1万6,000円)
- 金利が1%上がると、総支払額は500万円以上増える
わが家は、5年後に返済額が上がる前提で家計を見直したいと思います。
注意:この記事の金額は、AIに計算してもらった概算です。実際の返済額は銀行ごとの計算方法で変わります。繰上返済や借り換えを勧めるものではないので、判断するときは必ずご自身の銀行で確認してください。
私が変動金利を選んだきっかけの本
著者の塩澤さんは、住宅ローンの比較サービス「モゲチェック」を運営している方です。「住宅ローンは変動で借りるのがいい」という立場で、ご自身も変動金利で借りているそうです。
本の話をざっくりまとめると、こんな内容です。
- 住宅ローンの利息は最初の10年間に多く払うので、その期間を低い金利で乗り切るのが大事
- 変動金利と固定金利には大きな差があり、変動が固定を上回るには、日銀が何回も利上げしないといけない(本が出た2024年時点の計算で、6回以上)
- 金利が上がる時代でも、変動金利で借りるメリットは大きい
ちなみに本では1回の利上げを0.25%と想定していますが、わが家の金利は借りてから2年足らずですでに1%上がりました。0.25%で換算すると、もう4回分です(笑)。6回まで、あと2回…?
ちなみに、変動金利で借りるなら資産運用もマストとおっしゃっています!
金利が上がってきた今だからこそ、「なぜ変動を選んだのか」を整理し直すのに役立つ一冊です。変動金利で借りていて不安な人も、これから借りる人も、ぜひ読んでみてください。

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